Gabriel Security Platform™
はじめに
私たちは、毎日のように最新のデータ侵害に関する記事を読んだり、耳にしたりします。これは、 企業がますますデータ侵害のリスクに晒されていることを示していると言えるでしょう。 企業の負った財務上の影響は回復することも可能ですが、ブランドへのダメージはほとんど回復不可能です。グローバルなサイバー攻撃は、データの保護がいかに重要な課題であるかを示しています。
インターネットは、さまざまなデバイスがパブリックドメインやインターネットアドレスを介し、簡単に通信できるよう設計されています。セキュリティは最優先事項ではなく、アドオンソリューションが登場したのはずっと後になってからです。 新しい「ゼロデイ攻撃」が続々と発見されていることから、アドオンによるセキュリティソリューションが提供できるのは、次の脆弱性が発見されるまでの間だけの事後対応型防御であることを示しています。これらの増大する脅威に対抗するためには、セキュリティ基盤の上に構築された、まったく新しい予防的なアプローチが必要です。
VirnetXのGabriel Connect Technologyは、VirnetXの特許技術を業界標準の暗号化技術および実践と統合することによって、当初からこうした課題に対処することを目的として設計・開発されました。Gabriel Connect Technologyは当初、インターネットインフラを活用しながら、プライベートでセキュアな通信とデータ保護を提供することを目的とし、インテリジェンス・コミュニティ向けに開発されたため、プライベートなセキュアドメインおよびインターネットアドレスの使用を通じ、あらゆる種類のデータ通信を保護することができます。
Gabriel Connect Technologyは、インターネットおよびイントラネット上の任意の2つのデバイス間において、エンドツーエンドの暗号化通信を提供し、インターネットおよびイントラネットを介し、いつでも、どこでも、どんなデバイスでも、即時にプライベートでセキュアな接続が可能となるよう設計されています。 これによって、ユーザーは、居場所やデバイスを使用する場所に関係なく、チャットや電子メール、会話、ビデオ通話および情報の共有をプライベートに行うことができます。Gabriel Connect Technologyは、プライベートの有線、Wi-Fi、公共のWi-Fiまたはモバイルネットワーク上のスマートフォン、タブレット、ノートパソコン、デスクトップ、サーバ、IoT、カメラなどのデバイスに導入できます。
Gabriel Connect Technologyおよび関連するGabriel Security Platformの概要を示す、こちらのGabriel インテグレーション・ホワイトペーパーでは、アプリケーション開発者やシステムインテグレータ(SI)が、ご利用のアプリケーションやプライベートネットワークにGabriel Security Platformをインテグレートし、通信を保護する方法についてご説明します。